バイオレーン（緑イ貝エキス末）

緑イ貝（学名：ペルナカナリキューラス）とは

緑イ貝は、原産地であるニュージーランドで、昔から健康維持や滋養強壮を目的に、先住民のマオリの人々に食されてきました。タンパク質を豊富に含むうえ、必須アミノ酸、酵素、ムコ多糖体、各種ミネラル等々がバランスよく含有された食品であり、その高い栄養価から、「奇跡の貝」とも言われております。

さらに、この貝を摂取していた人々に、関節の障害や疾患が少なかったことから、1970年代より医学的にも注目され、ニュージーランド国立オークランド大学をはじめ各国で研究が行われています。その人気は根強く、ヨーロッパをはじめアメリカなどの国々で長年使用されています。

ニュージーランド産緑イ貝エキス末

緑イ貝の養殖には「無公害」「温度変化の少ない沿岸の海水」が求められるため、その恵まれた自然環境からニュージーランドは緑イ貝の養殖に最適な場所として知られています。

また、ニュージーランドでは政府によって定期的な水質検査行われるなど、緑イ貝の養殖は厳しく管理されており、ニュージーランド産の緑イ貝は、高い品質と効果が確保されています。

バイオレーン^®の製品特徴

初期の研究から、単に緑イ貝を乾燥しカプセルに充填（じゅうてん）することでは製品の一貫した品質を確保できないことや、緑イ貝の非活性成分がその効果を減弱させてしまうことがわかっております。これらの問題を解決するため、当社の緑イ貝エキス末の製造には、以下の2種類の工程が採用されております。

• 『生きた緑イ貝から身を取り出し、活性分画（かっせいぶんかく）を素早く抽出する』という新しく革新的な緑イ貝処理方法
• 製品の腐敗を防ぎ安定させるための凍結乾燥法

最近の研究から、不適切に設計された製造技術で緑イ貝を加工した場合、抗炎症活性を大幅に低下させてしまうことが明らかとなりました。したがって、当社の原料『バイオレーン』は、その活性を保持することのできる独創的な工程によって生産される唯一の緑イ貝抽出製品となります。

主な栄養成分

• タンパク質
  緑イ貝エキスは、カキエキスの1.7～2.4倍のタンパク質を含有しております。関節のクッション剤として知られるプロテオグリカンは、タンパク質と多糖が結合した分子であり、緑イ貝エキス末はこのプロテオグリカンを豊富に含有しております。
• アミノ酸組成
  当社緑イ貝エキス末のアミノ酸組成は非常にバランスが良く、その含有量はカキエキスと比較した場合、リジンは5倍、ロイシンは4.7倍、メチオニンは4.7倍、グルタミン酸は1.4倍となっております。
• ミネラル
  生態維持機能に重要なミネラル群をバランス良く、そして豊富に含有しています。
• 炭水化物
  緑イ貝のグリコーゲン分画には、緑イ貝の持つ効果の中心を担う成分が多く含まれております。そして、このグリコーゲン分画の活性は緑イ貝に特異的で、紫イ貝や他のイ貝には認められておりません。当社の緑イ貝エキス末は、このグリコーゲン分画を効率よく抽出しており、高い効果が期待されています。
• グリコサミノグリカン
  当社の緑イ貝エキス末は、関節機能の維持に重要なコンドロイチン硫酸やヒアルロン酸などのグルコサミノグリカンを多く含みます。特にコンドロイチン硫酸はタンパク質と結合し、多くの水分を保持できるプロテオグリカンという形で含有されており、関節のクッション剤となりうる成分を供給しております。

緑イ貝エキスの栄養成分（100g当り）

※緑イ貝エキスとカキエキスの比較

主成分

ミネラル

アミノ酸組成